台湾で飲食店を経営するには、

1)本部スタッフ
2)運営スタッフ(社員/アルバイト)

が必要であります。

立ち上げ時の本部スタッフには、日本人とのコミュニケーションが可能な日本語能力を持った人材が不可欠です。
また、運営スタッフで最も重要なのは店長であります。店長のやり方次第で店舗運営が大きく左右されてしまいます。弊社でも複数の店舗を運営しておりますが、ある店舗は店長が完全に経営者サイドの発想で動いてくれており、こちらの要求を実行することに日々努力してくれております。しかし別の店舗では、店長が他の社員やアルバイトと同じ感覚で動いており、これらの従業員の代表的な発想であります。この場合、何か新しいメニューや方針を導入するには大変な労力が必要で、場合によっては店長以下全員が辞めてしまうことも度々経験しました。または、彼らが辞めないよう経営者側がかなり気を使わなければならない場面も多くあります。それでは、経営者が考える店舗コンセプトとはズレが生じてしまい、何のためにやっているのかわからなくなる場面もあります。

台湾での人材採用には、大きく以下の方法があります。

1)人材採用サイトを使う
2)新聞など紙の採用広告に出稿する
3)人材紹介会社を使う
4)人からの紹介

それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説致しますと、

1)人材採用サイトを使う
台湾には複数の有料と無償の人材採用サイトがあり、最も一般的な募集方法であります。
無償では審査基準が甘かったりサポートがないため、有償の人材採用サイトの活用をお勧めします。
契約(数ヶ月/年間など)して利用料を支払い、希望する人材の内容や条件を投稿します。
また、既に登録している個人に、こちらからメールや電話でアプローチする方法があります。
さらに予算をかけられるのであれば、サイトに広告を出稿して注目度を高めます。
メリットは低コストで継続的、長期的に募集が可能なことです。
デメリットは、あらゆる層が登録していることで、人材の質にバラツキがあります。
いずれにせよ、若者を中心に人材サイトは広く使われておりますので、採用手段しては最も重要です。

《台湾の代表的な人材採用サイト》
1111人力銀行 https://www.1111.com.tw
104人力銀行 https://www.104.com.tw
yes123求職網  https://www.yes123.com.tw
518人力銀行 https://www.518.com.tw

2)新聞など紙の採用広告に出稿する
新聞や雑誌、コンビニの採用広告への出稿ですが、正直なところ弊社でも複数利用してきましたが、
採用実績は少なく、費用対効果が見えにくい採用手段であります。

3)人材紹介会社を使う
人材紹介会社は採用のプロであり、絶えず人材採用にフォーカスしております。
そのため有能な人材を多く抱えていることは事実であります。
しかしながら、人材紹介会を利用する場合、多大なコストがかかります。
一般的には年収の2〜3割が相場と言われております。現在、台湾には日系の人材紹介会社も複数参入しており、本部スタッフや日本語能力のある人材を採用する場合は、検討対象になります。
ただし、弊社の経験でも、そうしてコストをかけて採用した人材でも、数ヶ月で転職してしまう例もあり、一長一短であると考えます。

4)人からの紹介
これまでの人脈から紹介を受ける場合や既存のスタッフに紹介してもらう場合などがあります。
これもケースバイケースで、まず信頼できる人や有能なスタッフからの紹介であれば間違いはありませんが、そうでない場合は問題が発生することも少なくありません。

アジア協栄では、これまでの台湾での採用経験を活かし、最適な人材採用手段をアドバイス致します。また、煩わしい人材採用サイトへの投稿や面接なども代行やご支援を致します。