1.出店エリア

台湾は中国の 東180kmに位置する島国で、面積は日本の九州とほぼ同じサイズです。ただ人口は約2300万人で九州の倍です。また、全長は最大約400Km、全幅は最大約150Kmあり、中央部には標高3000m級の山々が連なっております。つまり台湾は日本人が想像する程、小さな島国ではありません。こちらで生活していると、日本も同様ですが島に住んでいるといった感覚は殆どありません。

 

1)台北/台中/台南/高雄
従来からの大都市では、台北、台中、台南、高雄があります。
言わずと知れた台北市と高雄市を始め、2017年には人口で高雄を抜いた台中市などがあります。

台北市は台湾の首都で、日本時代に碁盤の目のように道が整備され、賑やかなショッピング街や近代的な建物があるアジア屈指の世界都市です。

2)新北市
新北市は、台北市を取り囲むような衛星都市で、人口400万人の台湾最大の行政区です。元々は台北県と呼ばれておりました。地域も広大で、板橋区、三重区、永和区、中和区、新荘区、新店区、土城区などの都市部を始め、淡水区、鶯歌区、烏来区などの有名な観光地も含まれます。

3)桃園/新竹/基隆
日系飲食企業はこれまで台北や高雄、台中などの大都市を中心に出店しておりました。
しかしこれら大都市では既に出店場所がなくなりつつあることから、最近では桃園や新竹、基隆なども注目し始めております。
桃園市は2017年に直轄市へ昇格、人口も台南を上回り200万人以上いることで大手の出店が始まっております。新竹市は多くのIT企業や有名大学が集積しており購買力は台北に匹敵します。基隆は台北に近いこといことで、ペットタウン化が最近加速しております。

4)その他

台湾の都市ランキング(Wikipedia)

2.商業施設/路面?

飲食店の出店場所はおおまかに、商業施設と路面(ロードサイド)があります。
《商業施設と路面の比較》
商業施設
商業施設とは、デーパートやショッピングモール、オフィスビル、駅、アウトレットなどであります。工場/企業の食堂や病院なども広義では商業施設と言えます。人気の高い施設への入居では条件面が厳しかったり、人脈が必要であったりします。

アジア協栄では、複数の商業施設へ展開しており、それらの担当とも日常で連絡を取り合っております。
さらに入居時及び入居後には、各施設のルール規定があり、様々な問題が発生致します。
弊社ではこれまでの経験から事前に問題点を洗い出し対処可能ですので、ご安心下さい。

路面店
路面店とは、車道や歩道に面したロードサイドの店舗のことで、人通りの多い エリエでは道を歩いている人や車や自動車で移動している人の目に入りやすいため、高い集客力を見込めます。 その反面、賃料が高いことがデメリットとして挙げられます。

商業施設にするか、路面にするか、どちらも一長一短で出店場所としては悩むところであります。